発達障害由来の体調不良ーストレスを避ける

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 発達障害を持っていると、日々を生きているだけで、実に様々な負荷がかかります。



※環境ストレスの一例



…聴覚過敏
・全ての音が混ざって聞こえる。
・人の言葉などをピックアップするのに全神経を使い、心身消耗する。
・音が大きく響き、鼓膜に突き刺すような痛みが生じる。
・特定の音が不快なほど聞こえすぎてしまう。


…視覚過敏
・太陽光、蛍光灯の灯りや、白いノートなどが眩しく見える。
・明るい部屋にいるだけで目や頭が痛くなる。具合が悪くなる。


におい…嗅覚過敏
・特定の匂いが耐え難いほど強く感じられ、受け付けない。


感触…触覚過敏
・特定のものの肌触り・歯触りが気になる。
・他人に触れられるのが嫌。
・服の素材や縫い目が触れると肌に痛みや痒みを感じる。



※他にも味覚過敏(味や匂い・食べた時の感触が気になる。偏食気味になりがち)など。




 上に挙げた4つは生きていく中で常に晒されるものです。
これらの刺激によるストレスで知らぬ間に疲労が蓄積されてしまうと
体調を崩したり、寝込んでしまう事も…。
 周りのかたから、環境面での配慮を頂けるのが一番ですが、
そうはいかない場面では、これらとは、うまく付き合っていくほかないです。
しかし、そういった時でもツールなどを用いて、心身の負担を緩和できる可能性があります。





●ピアスタッフの推し道具〜体調編〜 ※効果には個人差があります。



☺︎耳栓
(聴覚過敏、謎の頭痛)

 通販サイトで数種類入りの耳栓が販売されていますので、耳の大きさに合ったものを探すことができます。
(スタッフおすすめは、モルデックスの「メテオ」)
耳栓の正しい入れ方で着用すると非常に効果が高いです。
 外出時など音が聞こえないのが不安な場面では、
半ジャックぐらいの入れ具合で使用すると、適度に音が聞こえます。
耳の穴が小さいかたは、樹脂やシリコン製のオーダーメイド耳栓を作られるのも良いでしょう。
 ノイズキャンセリングイヤホンという選択肢もありますが、
こちらはコード付きの場合、長いものを選ばれる事を推奨します。
耳に近い位置の上着のポケットからしか耳に届かないといった事態を避けるためです。



☺︎ブルーライトカット眼鏡
(視覚過敏、謎の頭痛、目疲れ、目疲れ由来のドライアイ)

 長年、室内でも帽子が手放せなかったスタッフ…帽子無しで過ごせるようになりました。
色付きのレンズになりますが、カット率40%以上ありますと効果的です。
定型発達者には気にならないのに発達障害当事者にとっては明るすぎる室内…ブルーライトカット眼鏡があれば随分楽になります。
 ついついスマホやPCを過集中で見てしまうという時にも、通常時より眼精疲労の度合いが違います。
自分で思っているよりも目の疲れというものは溜まりやすいものです。
原因不明の頭痛や頭部に違和感があるかたは、アイウェアを試されてはいかがでしょうか。
スタッフは、40%・60%を、時間帯や体調によって使い分けています。快適です。



☺︎カラーノート
(視覚過敏)

 白いノートを見ていると眩しさを感じる視覚過敏のある方向けに開発された、目に優しいノートです。
薄いグリーン、ブルー、オレンジ色などバリエーションがあります。
スタッフはカラーノートの代わりにクリーム色の手帳リフィルを使用しています。
目疲れが軽減されるため、その分書かれている内容に対して集中しやすくなります。




●ピアスタッフの推し道具〜メンタルケア編〜 ※効果には個人差があります。


☺︎フィジェットキューブ
(考え事、手持ち無沙汰、そわそわ、多動、皮膚むしり症、抜毛症)

 スイッチなどのギミックがあるデスクトイ。
考え事をする時や手持ち無沙汰の時、手に持つようにすると、
集中力が増したり、皮膚をむしる、爪を噛むなどの自傷の頻度を軽減できます。
 よし弄ろう!と気合を入れて扱うより
あまり考えずに日頃から手に取って使うほうが、より効果があるように思います。
楽しむためのものというより、無意識なストレスの発散や、
手持ち無沙汰からくる行動をすり替えるためのガジェットです。
指先を動かすことは脳にとっても刺激になります。


※おすすめは長時間弄りやすい「正規品」と呼ばれるものですが、値が張るため、
700〜800円ほどの類似品を先にお試しいただくのも良いでしょう。



☺︎ウォーリーストーン ※別名:心配石、忘憂石、サムストーン
(考え事、手持ち無沙汰、そわそわ、不安、皮膚むしり症、抜毛症)

 滑らかに磨かれた石に、親指が収まるサイズのくぼみがあります。
親指と人差し指で挟むように持ち、くぼみの部分を親指でゆっくり擦ることにより、
リラックスして不安を取り除くというもの。不安が強い人におすすめしたい品です。
 お気に入りの石が見つかれば、いつでも触れるようポケットやポーチに入れておくと効果的です。
※上記のフィジェットキューブの1面にも「ブリーズ(breathe)」としてこの機能があります。



☺︎日記(ふりかえりノート)

 認知行動療法で用いられることがあります。
自分で知らずしらず抱えている悩み、考えなどを自己理解に繋げることができます。
・その日にあった出来事
・どういう気持ちになったか
・その気持ちになったのはなぜか
・どのようにすれば良かったと思うか、またはどのようにしたから良かったと思うか
・相手はどう考えたと思うか
など、嬉しかったことや動揺したこと、不快だったこと、悲しかったことなどを紐解くように書いていきます。
 ほんの数行、わかる範囲で大丈夫です。
どんな黒歴史になったとしても、偽らず書き出してみましょう。
読み返すと、自分の精神的な成長を感じたり、新しい気付きもあるかもしれません。


 普通のノートにどのように書いていけばいいのかわからない。
 書き慣れず、書き方で悩んでしまう。
…というかたには、市販されている「できたことノート」、「できたこと手帳」をおすすめします。
書き出しやすいような記入式になっているため、初めてのかたにもわかりやすく、ふりかえりができます。






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 毎日のちょっとした雑音だったり、あまり気には留めないけれど眩しい光だったり…
ちょっとしたソワソワの時間…
本当に小さなことかもしれませんが、小さなストレスの積み重ねにより、身体には疲労が蓄積されてゆきます。
 もしも感覚過敏からの環境ストレスであった場合、
これらの道具を使う事によりそれを取り除いたり、発散することで、
毎日の疲労感や特定の体調不良の改善が認められることがあります。

なんだかいつも、心も身体も疲れやすい…とお困りのかた、ぜひお試しください。





スタッフ:コウ





…ちなみにスタッフのコウは、就寝時、ムートン1匹を上半身に敷いています。
寝返りが少なくて疲れがとれにくいとか、血行が悪くて辛いかたにおすすめです。
体を誰かにさすってもらえなければ起き上がれない状態が、かなり改善されました。
しかし布団は非常に高価です。
椅子に敷くような毛皮でも充分効果は感じられますが、毛の密度が高いものを選んでくださいね。